The performance in Taoyuan

台湾入りしてから約1ヶ月が経ち、昨日無事にツアー初日である桃園公演を終えました。 

ほぼ九州と同じ大きさの台湾で最南に位置する高雄から高速バスで北上すること4時間半。

台北のお隣の県、桃園に到着。

毎日半袖短パンで過ごせていた高雄と違い、桃園はとても寒く感じます。

とはいえ、気温は15度ぐらいなので日本と比べると暖かいはずなのですが、高雄の気温に慣れてしまいやたらと寒く感じます。

バスを降りてすぐに劇場入り。

劇場は政府関係の施設が多く建ち並ぶ一角にあり、キャパは約500席。

日本で言うところの各都市にある県民ホールの様な感じ。

すでに前乗りしている若手チームが舞台づくりをしていました。

これまで日本で演出、俳優、舞監など様々な立場で座組みに参加し、ほとんどの場合年齢では下になることが多かったのですが、今回の座組みでは20代のスタッフや俳優も多く、若手たちが率先して手を動かす姿を見ながら自分が芝居を始めた頃の姿を重ねつつも、日本と台湾の舞台づくりの違いを観察。

そう、来年1月には同じセットを日本で作り込まなかければいけないので、手順や彼らのやり方を把握しておく必要があるのです。

日本では俳優としてだけでなく、台湾チームと劇場スタッフとの間に入らなければなりません。

 

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その合間を縫って自らのセリフを最終チェックします。

劇中では4ヶ国語が飛び交うので自分のセリフだけではなく相手役の北京語と台湾語と英語の意味と音、動きを把握し、自分の日本語と英語と台湾語のセリフを頭の中で切り替えていかなければいけません。

…書いてるだけで自分でもよくわからなくなっています。

とにかく、これまで日本でやってきた会話劇とはワケが違います。

使う脳がまったく違う感じです。

本番直前、40分間英語でシャベリまくった今年8月のエディンバラでの公演を思い出しました。

「アレが出来たんだから、大丈夫…」

エディンバラでの経験が確実に今回の台湾での公演に繋がっていると思います。

 

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本番前日がmaddyの誕生日で忙しい仕込みの最中に台湾チーム全員で祝ってくれました。

 

さて、個人的には多少ミスもありましたが無事に本番を終え、すぐにバラシ。

第二次世界大戦の物語、そして日本兵のAKIMOTOが台湾のお客さんにどのように映ったのか…。

非常に気になるところですが、カーテンコールでの沢山の温かい拍手が答えてくれているような気がします。 

再び4時間半バスに揺られ、本拠地である高雄に戻ってきました。

さすがに1ヶ月あまり滞在すると「帰ってきた」感があります。

しかし、翌日からすぐに台北公演に向けた稽古再開。

より良いものを、より良い作品を創るために2つの国の人間が国境を越え必死で動いています。

まだしばらくはのんびり観光する余裕はありません。

幕は開いたばかり…。