Ready for the 2nd stage in Taipei

さて、桃園入りしたのが一週間前とは思えないほど、怒涛のスケジュールをこなしているような気分を持ちつつ、MY COMPLEXはいたって穏やかにいつも通り日々を過ごしています。石曽根を見ていて、どういうわけか根拠のない自信しか湧いてこないので、いい兆候です。

舞台作品は、生き物だとよくここでもお話しているのですが、桃園公演を受けて、Hauntingは既に全く違う色味を持ち始めています。高雄での最終稽古では、その「変化」の部分を重点的に小返しして、翌日の早い時間の出発に備えて早めに終了しました。

こうやって東京公演まで、ずっと変化しつづけていくはずです。だからこそ、私たちは舞台作品にこだわりがあるのだと思います。

無事昨日夕方に台北入りし、心配された雨・寒さともに全く問題なく、そのまま劇場入りからの仕込み開始。桃園公演では若手組が前乗りして仕込みを開始してくれていたのですが、今回は実質本番まで1日半しかありません。石曽根も含め、全スタッフが一斉に取り掛かります。ここでも、「違い」に直面し、東京公演前に実際に日本での経験値の高い石曽根が台湾チームの指示の下、一緒に仕込みに入れることは貴重な機会になっています。

こちらが今回の劇場「文山劇場」です。地下鉄の駅からすぐそばにある普段は子供向けの舞台作品やイベントを主に開催する公共の施設。

 

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私のそれほどない「制作」経験でも、本当に劇場ごとに裏方や演者にとっての動きやすさはそれぞれだとわかっているんですが、桃園と台北でも全く異なります。同じ作品を上演するのですが、都度イチから創り直していくような感じです。

私は、それはそれは昔「制作」を日本でしていたとき、腰に制作のドラえもんポケットとでもいうような腰巻を常につけていました。裏方さんは、全員必ず独自の腰巻をつけていたものです。私は今回は石曽根のマネージャー兼共同プロデューサーという立場なのですが、やはり落ち着かず即席腰巻的ショルダーバッグを持ち歩いています。その姿は、こちらの台湾チームには不思議な姿に映っているようです。

 

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そして、こちらが私の台本です。チラッと見えているピンク色の付箋部分が石曽根の登場シーンです。一見少なく感じるでしょうか?いや、一度出ると台本10ページ近く出ていることも多く、つまり石曽根はほぼ出ずっぱりだといっても過言ではありません。キレイに見えるかもしれませんが、実際はかなりボロボロで書き込みだらけで、私はそんな自分の台本が今は何よりも大切です。

これだけ出ずっぱり、かつ3ヶ国語を自身でも使い、中国兵の会話に割り込むシーンもあります。第二次世界大戦という舞台なので体力を使うことは言わずもなが、集中力も単一言語での作品よりもかなり長時間持続させる必要があります。稽古をしただけでも、ぐったり汗だくなので、桃園公演後も本当に疲れた様子でした。ただその翌日からも変わらず、1時間半は最低ジムで身体作りをし、それから稽古という毎日を台北出発前日まで続けていました。手前味噌ではありますが、これがプロの舞台人なんだと本当に尊敬しますし、誇らしく思います。

 

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※左手前に見えるのが2階に稽古場を構えるジム。ジャージを着ていますが、後ろで歩く私は半袖1枚です。高雄は本当にあったかいんです。

 

さて、こうやって客席で舞台がHauntingの世界に変わりゆくのを見つつ、実は私はウキウキもしています。明日はとても楽しみな出来事が待っています。何と日本から台北公演を観に来てくださる方がいらっしゃるのです。台湾では「制作」というポジションが存在しないので、プロデューサー陣が制作的役割を担います。つまり、私はお客さまをお迎えしてお見送りできる場所にいます。

今回の作品は台湾公演と日本公演を両方観ていただくと、より心に残るような作品に仕上げられています。

もちろん東京公演は最後のステージなので、今とはまた全く色味の加わったHauntingになると思います。言葉でお伝えできないこの感覚は、劇場で体感していただく他ありません。是非皆さまお誘い合わせの上、劇場までお越しいただければと思います。

それでは、台北公演の幕が上がる寸前までチーム全体で猛進あるのみ。

東京からの大切なお客さま含め、台北のお客さまに伝わる何かがあると信じて。最後に、共演者Ronnieが開発したプロテインを飲み干す石曽根の勇姿をご覧ください。

 

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