Practice, Practice, Practice

台湾にきて、1週間。あっという間、と感じるかと思っていたのですが、もう何ヶ月も経ったような気がします。

それだけ毎日が濃く、学びが多かったのだと思います。そしてまだまだ「違い」と日々向き合って、それをどう台湾チームと共有していくか、頭も心も全て使って言語を越えた交流をしているように感じます。

1週間に2日スケジュール上では稽古はお休みですが、先日も書いたように毎日共演者RonnieのジムでWorkout(筋トレ)をして、稽古場を使えるときは、自主練習。今週からは作品の宣伝も兼ねて、現地の大学で日本について学ぶ学生さんたちに、石曽根の日本での舞台演劇と携わってきた経験や文化の違いなどについての講義をします。

作・演出・出演の韓氏は大学で演出を指導されているということもあり、こういう機会にも恵まれ、石曽根にとっても、MY COMPLEXにとっても大切なことだと思いますし、単純に「日本好き」という目線ではなく、石曽根の言葉を通して、「Haunting」という作品はもちろん日本演劇界についても興味を持ってもらえたら、と願っています。

様々な言語が飛び交う稽古場ですが、発音に特化して日本語を話す台湾兵役のメンバーには私が日本語を、そして石曽根は台湾人メンバーから台湾語の発音練習に時間をとることもあります。「劇場で伝わる」レベルまで確実にもっていかなければなりません。

台湾兵役のメンバーは、本当にたくさんの量の日本語でのセリフと格闘しています。彼の一生懸命さは見ていて頭が下がります。だからこそ、石曽根にもとことん自分を追い詰めて3ヶ国語を板の上で生きた「秋本」の言葉で発してもらえるようにしたいです。

そんな「秋本」と彼の大切な家族のような存在「志輝(たいき)」。

 

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今まで、ありがたいことにいろんな場面で通訳や翻訳をさせてもらってきましたが、今回は今までとは全く異なる言葉では説明しがたい通訳の難しさを痛感しています。ただこのもどかしい感覚や時には苛立ちにも近い感覚は、この作品の舞台となる戦時中にはもっと過酷で追い詰められた状況下で祖国と自身の命や自身の率いる軍の軍人の命をかけていた各国の軍人たちも、感じた感覚のひとつではないか、と思いつつ、こういう感覚も常に石曽根と共有して、「秋本」を創りあげる作業の刺激になればと考えています。

東京公演の1月17日(土)まで2ヶ月きっている、というのに驚きつつも、常にまとわりつく作品創りに対しての「違い」を受け入れつつ、MY COMPLEXの舞台演劇というものに対する姿勢は決して崩すことなく日々稽古場で作品と一緒に呼吸しています。

そのひとつとして、石曽根が自主的に声をかけて始まった、稽古前に共演者とジムの前で「セリフ合わせ」をする様子。

 

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※左から、対する中国兵のリーダー格「書仲」を演じるRonnie、台湾人日本兵「志輝(たいき)」を演ずるたいき(私たちはいつも彼を役名で呼んでいます)、石曽根。

 

稽古中の写真も、今後こちらでお見えできることになったので、是非ご覧いただきたいと思います。

台湾での4公演と東京での1公演、両方観ていただくとより面白いだろうなと思われる演出を昨日知りました。台北公演は残席が僅かとなってきていますが、初日桃園・高雄はまだ若干お席がとりやすいとのことです。

台湾公演に関しては、info@mycomplex.jpまでご連絡いただければ、こちらで手配いたします。

また東京公演も、おかげさまでたくさんの方にチケットご予約いただいております。1回のみの公演で座席数も限られておりますので、是非お早めにご予約いただければ幸いです。

東京公演チケット予約はこちらから:https://ticket.corich.jp/apply/59810/

 

稽古場でもHauntingの全容が見えました。あとは何度も何度も繰り返して場面を作ることで、蛍火蟲劇団にとってもMY COMPLEXにとっても、初めての挑戦を続けていくだけです。

そうです、稽古・稽古・稽古。

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