Little Boy Diary – Day 4

改めまして、この度はご支援頂き誠に有難う御座いました。ご支援頂いた皆様のご声援を胸に、今年も頑張らせて頂きます。

さて、7月に入りEdinburgh入りまで約3週間となりました。今年は例年より早目に準備を始めたこともあり、台本も若干余裕を持って脱稿しました。

とはいえ苦しさは変わらずで、のたうち回りながらの執筆でした…。ですが、内容は満足のいくものが書けましたので、残りの3週間で3Dにする作業に全力を注ぎます。初めて戯曲というものを書いたのは、確か22〜3歳ぐらいの時。「雑誌ぴあ」の「はみ出し募集コーナー」で謎の演劇研修所が俳優を募集してまして、そこに応募したのがきっかけです。

パソコンもワープロもなく、書き方もわからない状態なのに、見よう見まねで90分の物語を書きました。内容はさっぱり覚えてませんが、今となってはいい思い出です。それから紆余曲折あり、これまでに舞台、テレビ、映画、イベントなど200本あまりの台本を書いてきましたが、楽に書けたことは一度もありません。じゃあ「なんでやってんだ」って話なんですが…。きっと楽にかけるようならとっくに辞めてるんだと思います。

話が逸れました。さて、今回の物語は「Little Boy」です。ですが、台本の中では具体的な記述を一切しませんでした。日時や特定の名前、名称など、「あのLittle Boy」を連想させる台詞は一切ありません。なので、世界中からやってくる観客の皆さんはどこで「あの、Little Boy」だと気付くでしょうか。

ただ、物語内で語られるエピソードは全て史実通りなので、観る側の情報量によっても左右される物語だと思います。今回の戯曲を執筆しながら「どれほど無知なのか」を思い知らされました。日本人ですらほとんどの人が「知っているつもり」になってること…。ちゃんと世界に届けるために、これまで以上の膨大な台詞量に苦しみながら稽古は続きます。