Kichijoji theatre

約2年半前から着々と進めてきた台湾プロジェクト。

渡航日まであと10日。

 

さて、今回の公演は今年12月に台北、桃園、高雄と台湾の三都市をまわり来年1月に東京の吉祥寺シアターが最終公演となりますが、主催である螢火蟲劇團は日本で公演するのは初めなので、東京公演は出演者としてだけでなく日本で公演を打つためのお手伝いもしています。

基本的に舞台作品の作り方はどこの国でもさほど変わらないと思いますが、やはり文化の違いや考え方によって違いが出てきます。

ま、台湾に限ったことではありませんが、8月に行ったエディンバラでの公演でも初めての経験が色々とありました。

通常、日本(東京)では約1年半から2年前に劇場を押さえます。人気のある劇場などは早くから埋まってしまうため争奪戦が繰り広げられるのです。

 

昨年11月に初めて台湾を訪れ、螢火蟲劇團の生の作品を観せてもらった際に急遽持ち上がった日本公演の話。

螢火蟲劇團は通常台湾で500〜700キャパで公演を打っており、日本でも同数規模の劇場を探していました。

しかし作品の内容や雰囲気、公演規模などから劇場を絞った結果、吉祥寺シアターが最適だと判断し、慌てて問い合わせをし押さえることが出来たのですが、立地も良く人気のあるこの劇場を取れたのは非常にラッキーでした。

 

ただ、彼らも海外公演が初めてなら劇場サイドも海外のカンパニーを受け入れるのが初めてなようで、色々と仲介役として動かなければいけません。

日本の劇団はほとんどの場合俳優と脚本、演出だけでメンバー構成されている集団が多く、音響や照明、舞台監督などのスタッフは外注で発注する場合が多いのですが、螢火蟲劇團はそれらのスタッフがメンバーとして所属しているので全ての作業をカンパニー内で完結できます。

そして日本公演にもそれらのスタッフが全て同行するので、日本語のわからない舞台スタッフと北京語のわからない劇場サイドとの通訳もしなくてはいけません。

作品の中でも中国兵と日本兵が英語でやりとりをしますが、それと同じようなことが作品の外でも行われるのです。

 

北京語しか話せないスタッフはまず北京語と英語が話せる舞台監督とやりとりします。

そしてその舞台監督が、英語と日本語を話せる制作スタッフに内容を伝え、その制作スタッフが日本語しか話せない劇場スタッフに伝える。

で、その返事を今度は逆の順番で伝えていくという・・・。

 

非常に手間のかかる作業です。しかし、作品そのものや演劇に対しての情熱があればきっと乗り越えられると思いますし、日本での公演を決意した螢火蟲劇團は素晴らしいと思います。

 

本日、台湾渡航前の最後の劇場打ち合わせが終わりました。

劇場の方々からも「気をつけて行ってらっしゃい」と温かく見送っていただきました。

あとは台湾に乗り込むだけ。

 

日本公演の劇場となる「吉祥寺シアター」はJR吉祥寺駅北口下車、徒歩約5分です。

http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/access/index.html

 

さて「Haunting」チケット発売まであと1週間となりました。

発売日は11月7日(金)10:00です。

ご予約は、https://ticket.corich.jp/apply/59810/ からどうぞ。