製作ノート vol.4 – 話し言葉

MY COMPLEXにご支援いただきありがとうございます。

リハーサルを始めると、一気に創作のスピードは上がります。そして、日本語から英語・英語から日本語に一番こだわる時期になります。特に今年の「TENT」は今までで一番「今」にこだわっているので、その分、細かい手直しが必要です。

「TENT」の登場人物は、現代っ子らしい?!口調の持ち主。

例えば、「俺は行かねぇからな。戻れるもんなら戻ってみろよ。」というセリフ。

これを英訳するときは、口語的な口癖をとって日本語で書かれていることを忠実に訳す、いわゆる「直訳」と、言わんとするニュアンスを残して表現はできる限り自然な英語にする「意訳」どちらにするか話し合っています。

私たちの物語は、リアリティを大切にしているので、日本人であるYuuyaが演じる人物はまず「日本人」です。その日本人が英語を話していることに合点が行く設定です。その人物の背景によっては、直訳の方が「らしい」こともあるので、そこは都度話し合って決めています。

ちなみに、今回はほとんどが「意訳」です。

ということで、先ほどのセリフは、「… you go, not we. I won’t… Go ahead and come back if you can.」となりました。

実際に英訳をつけた後も、実際にリハーサルをして音になった段階で、再調整を入れていきます。変に英語っぽい表現に寄せすぎても、日本人が話していることとの整合性が取れてこないので、表現も発音もリアリティ最優先です。

1日の大半をTENTという物語と一緒に過ごしていますが、感覚をオープンにしておかないと、偏ってしまうこともあるので、できる限り映画や舞台作品、音楽、いろんなものを見て五感磨き。

この暑さに参ってしまいそうですが、8月でもコートが必要になる可能性もあるEdinburghの涼しさ(寒さ…)をイメージしながら、しっかり体調管理をします。

昨日、小道具のランタンに謎のヒモが取り付けられました。

何を企んでいるのでしょうか…3年目、今までと同じことはできません。

本番までいよいよあと1ヶ月。
引き続き、TENTの成長・私たちの戦いを見守ってください。