released on November 7th.

僕が俳優として参加する「銷魂夜」の日本公演の前売りチケット発売日が発表されました。

本公演は台湾の台北、桃園、高雄、そして東京の4都市を回るツアー公演です。

東京の会場は吉祥寺シアター。客席数200名ほどの小さな劇場で1ステージのみですのでお早めのご予約をお勧めします。

 

そもそも、この公演の話が出てきたのは2年半程前。

当時、僕はまだ劇団をやっていて、2012年2月は「火葬」という公演の真っ最中でした。

その公演を「螢火蟲劇團」の演出家で脚本家でもあるHan Jiang氏が観に来てくれたのが事の発端です。

 

下北沢演劇祭にも参加していた作品「火葬」は3週間のロング公演で、口コミで噂が広まり、連日客席は満席。

そんな時、不意に受付にやってきた男性がHanでした。

台湾人で日本語のわからない彼は英語で作品のことやチケットのことなどを訪ねてきました。

たまたま当時受付を担当してくれていた制作のスタッフが英語が話せたので内容を説明したのですが、正直「火葬」は密室の会話劇で、複雑な時間軸の中でいくつも張った伏線は日本人の観客でさえ混乱するような内容でもあったので、物語の内容がどこまで理解できるのか懐疑的でした。

しかも、その時は彼がまだ何者なのかもわからない状態だったのです。

 

そして数日後、彼がblogで「火葬」の事を書いてくれていたのを知り、その内容に嬉しさと同時に驚きました。

もちろん、細かな日本語のやりとりを理解するのは無理だと思っていましたが、物語の枠や構造、そして何より創り手の思惑、思想を理解していてくれていたのです。これは日本語がわかる観客でも大抵の場合は話の表面的な部分だけで「面白かった」などと表現する人がほとんどなのですが、彼はその物語のメタファーをきちんと理解してくれていた観客の一人でした。

そして翌年、2013年2月。再びHanが日本に来日し、直接会うことになりました。

彼とは作品に対する想いや演劇に対する情熱など非常に共感する部分が多くあり、改めてこれまでの自分の周りにいた演劇人たちとの違いを感じると同時に、国や文化や言葉の違いはあれど真摯に作品と向き合う姿勢に違いはないのだと感じたのです。

そして今回のオファー。

 

今作「銷魂夜」は第2次世界大戦末期、ミャンマーのジャングルで過酷な地上戦を戦っている日本軍と中国軍の話。

当時、日本は台湾を統治しており多くの台湾人を従え「日本兵」をして戦地に送り込んでいました。

ジャングルで鉢合わせになった中国兵と日本兵、そして日本兵として戦う台湾兵。

 

もちろん史実に基づいたシチュエーションとやり取りはそれだけで十分見ごたえがあると思います。

しかしながら、その裏にある物語を是非感じてもらえればと思います。

戦時中の話ではありますが、十分に「今」を写しているはずです。

 

 

11月7日(金)10:00より「Haunting」日本公演のチケット前売り発売が開始します。

日本公演の日時は2015年1月17日(土)14:30開演(14:00開場)です。

劇場は吉祥寺シアター(JR吉祥寺駅北口下車、徒歩約5分)です。

客席数は約200席、お席に限りがございますのでお早めのご予約をお勧めいたします。

 

なお、本作品は英語、日本語、中国語、台湾語の4ヶ国語が入り乱れる作品です。

演出上、字幕や同時通訳などはありません。しかし言葉がわからなくても十分に物語の筋は追えると思いますし、わからないままの方が登場人物と同じ感覚になってその時の状況を感じていただけると思います。

また「子供が観に行っても大丈夫?」とのお問い合わせを多数いただきますが、小学校高学年以上、中学生以上であれば問題なく理解できると思います。むしろネイティブが話すリアルな中国語や英語を生で聴く機会もなかなか無いと思いますので、ご家族やご友人をお誘い合わせの上、ご来場頂ければと思います。

 

このタイミングで本作に参加出来るのを本当に嬉しく思っています。

心より劇場でお待ちいたしております。

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