Surprise before “THE MEMORIAL” day

3年近いの月日をかけ、ひとつの大きなプロジェクトが実現する一歩手前までやってきました。そうです、焇魂夜/Hauntingの台湾3都市・東京公演ツアーの幕がついに明日上がります。

初めて、蛍火蟲劇団の演出家韓氏そしてメンバーの皆さんと下北沢で会い、このプロジェクトのお話をいただき、まずは言語の違いや出演契約に関しての違い、様々な「違い」を乗り越えて、常にお互いを信頼し素直になろうと言い合いながら、ここまでこれたと思います。

台湾入りしてからも、作品をここ桃園の劇場にもってくるまで、いろんな「違い」と直面してきました。劇場入りしてからも、日本で私たちが経験してきたものとは「違う」ものをたくさん目にしてきています。

何もかもが学びです。本当に勉強になります。この作品に携われたことは、MY COMPLEXにとって、本当に大きな意味になると確信しています。そして、これからもこうやって視野を拡げ続けることで、MY COMPLEXが皆さんに今までにない「何か」をお届けできればと願っています。

劇場内の写真はお見せできないのですが…桃園の劇場楽屋・舞台裏入口はこういう感じです。

 

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このドアの先には、楽屋と舞台袖があります。この扉を開ける瞬間、好きなんです。私たち裏方の人間にとって、まさに「戦場」です。それぞれが自分の持ち仕事にどれだけ完璧にプロとして取り組むか、それは板の上に立つ演者と完全にシンクロしていなければならないと、私たちは信じています。

この後、ゲネプロと呼ばれることの多い「衣装付き最終リハーサル」が始まります。隣では、マイクを仕込み終えた「秋本」が細かいセリフの確認をしています。4ヶ国語が入り乱れます。タイミングや語調、発音、徹底して最後まで自分に叩き込みます。

 

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※この直後、中国兵トップ「書仲」演ずるRonnieからセリフ合わせしようか?と声をかけられます。こういうときに、言語を越えた絆を感じます。

ちょっと絆繋がりで…話が脱線してしまうのですが、実は私今日が誕生日です。この世界にいると、しかも本番前日ともなると朝から晩までピリピリしてしまうもんでして。もう1ヶ月近く台湾にいるので、中国語を少しずつ聞き取るようになってきた私。でもどうも今日は何だか何を周りが話しているのか全く聞き取れないんです。

これも前日ならではからか、と思いつつ、台湾サイドのプロデューサーたちと作業をしてました。ランチが済んだ頃、突然控え室に連れて行かれ、「え?私やらかしました?!」と一瞬思いつつ、お部屋に入ると、Team Haunting全員の笑顔の中にBirthday Cakeが。そして、英語と台湾語でBirthday Songを歌っていただきました。

これは、忙しい中、台湾サイドプロデューサーと演出家が少しでも台湾での生活を快適に感じてほしいとの素敵なサプライズでした。私はサプライズを仕掛けるのが好きなので、いつもと違う動きに敏感で、仕掛けられたサプライズに結構気づくタイプです。

でも、本当に本当に今までたくさんの幸せな誕生日を過ごしさせてもらいましたが、それこそ今までと「違う」最高に幸せな気持ちです。こんなあったかいチームが全身全霊をかけて創っているこの作品「Haunting」。この温かい気持ちと、第二次世界大戦下で自身を捧げて祖国の為に戦い抜いた魂への感謝を込めて、このあとの最終リハーサルと、そして明日のツアー初日を迎えます。