コレクターズアップデートvol.14

続報です。ヒースローに置いていかれたうちらの荷物は果たして。

と、いうことで昨日〜今までの1日の流れを。

到着した夜から何十回ブリティッシュエアウェイズ(以下BA)に電話しても「よくわかんないよー」の一点張り。(リアルに30回以上電話した)

色々調べてみるとどうやらヒースロー空港のラゲージを運送管理する機械的なものが壊れて1万数千個の荷物が放置されているとのニュースが…。

この中にうちらの荷物も。こりゃしばらく届きそうにありません。

だからといって「はい、そうですか」などとは言ってられません。何故なら、こっちはこのエディンバラフリンジの為に1年間かけて準備をしてきたんです。それを荷物が届かないからといって中途半端なものは上演できないので。

BAには「明日から舞台が始まるから何とかしてくれ」と再三お願いしているのに全くいい返事をもらえる気配がありません。ゴネにゴネると、「荷物が届かない状況の中で必要なものは後日精算で買っていいからそれで対応して」とのこと。

買えるわけねーだろ!日本にしか売ってねーし!しかも、ただでさえこっちは予算ぎりぎりで来てるちゅーねん!寒いエジンバラを想定して家中の洋服を詰め、舞台に必要なありとあらゆるものが入っているというのに。

しかし、明日は劇場入りしてリハーサル。背に腹は変えられない。仕方なく泣けなしの予算でそれっぽい衣装と1日分の着替えを買う。しかも、エディンバラさみーし。上着は全てスーツケースの中。ジャケット買う金なんかねーし。

寒さの中、日本からずっと同じ汗まみれのTシャツで劇場周辺を下見がてら市内を偵察。

すでに街はフリンジ開催に向け着飾っており、多くの観光客で街は溢れかえっています。しかし気分的には全くノルことが出来ず、ひたすらBAからの連絡を待ち続けます。

夜中になり、日本のカスタマーが開いたということで国際電話で状況を聞くついでにクレームの嵐をいれる。でも、様子がおかしい。完全にカタコトでところどころ変な日本語。聞くとポーランド人だそうで。

朝になり、いよいよリハーサルの日。相変わらずBAからは連絡もない。ネット上の荷物追跡も変化なし。(BA側が散々言うのが、この追跡サイトが一番最新とのこと)

昨日はモメにモメていたので全く稽古出来ずのまま…もう完全に開き直りました。リハーサルは朝10時から。

劇場入りし、注意事項などを聞き、明かり作り、テクリハ、サウンドチェックなどささっと済ませリハーサルに突入。(この辺は昨年経験しているので、パパッと対応できる)案の定、リハーサルはボロボロ。しかし、リハ直後にヒースローから荷物が出たとBAから連絡が。

ということは、エディンバラ到着までは約1時間。それまでに「theSPACEUK」のグループ劇場を回りポスターとフライヤーを貼ってもらう。そして昨年同様プレスやセミナーなどを取り仕切る場所「fringe central」へ行き、参加者パスを発行してもらう。

そしてパスを首から下げたまま、空港へ!空港の引き渡しカウンターには同じような世界中の参加者が荷物を引き取りに来ていました。その中には日本の和太鼓グループも。でもすべての太鼓が届いていないようで引き続き空港で待ちぼうけの様子。と、呑気(そう)なBAのスタッフが「もう、バタバタでたいへーん」と言いながらスーツケースが山のように積まれた一角へ案内してくれました。

山を見渡してもそれらしきスーツケースはありません。と、「えー、無いのー?したら奥にもあるっぽいから自分で探してね〜」とBAスタッフ。奥へ進むとターンテーブル(回転寿司のベルトの巨大版)の上に乗って呑気にグルグルしているマディの荷物とその奥で床に叩きつけられた僕の荷物がー!思わず駆け寄り、抱き起こすとホホを擦り付けました。こいつのおかげで本当に何十時間振り回されたか。

帰ってきたスーツケースには初めて見る紫色のタグに「LONG」の文字が。「LONG」はお前じゃねーよ。こっちの気持ちだろうが!とにかく、これでなんとか初日に間に合います。昨年の机配送後捜索事件に引き続き、今回ものっけから余計なことに振り回され過ぎました。

以上、事件の成り行きでした。長文過ぎますので今日はこの辺で。次回のアップデートをお楽しみに。